ドイツの観光地として人気なハイデルベルクとローテンブルク。
どちらも中世ヨーロッパのような光景が広がっています。
また、隕石が落ちてできた街であるネルトリンゲンにはロマンが詰まっています。
そしてシンデレラ城のモデルになったと言われているノイシュバンシュタイン城。
こちらのページではこれらの観光地についてご紹介します。
旅行前にプチ情報として使って頂けたら幸いです。
- ハイデルベルク(Heidelberg)
- ローテンブルク(Rotenburg)
- ネルトリンゲン(Nördlingen)
- ノイシュバンシュタイン城(Schloß Neuschwanstein)
- おみやげ3選
- おわりに
ハイデルベルク(Heidelberg)
ハイデルベルクはドイツの北西部に位置する都市です。
中世ヨーロッパの街並みが残っています。
麓にはおみやげ屋さんやお菓子屋さんなどが並んでおり、丘の上にはハイデルベルク城址が残っています。
旧市街地
可愛らしい街並みの中心にはマルクト広場があります。
ちなみに「マルクト」とは「市場(Markt)」という意味なので「マルクト広場」は地名ではありません。
いろいろな街にマルクト広場があります。
マルクト広場の近くにはクネーゼルというチョコレート屋さんが有名です。
学生がキスしている影絵の看板が目印です。
クネーゼルはハイデルベルクで最初にできたショコラテリアで男子学生が令嬢を射止めるために渡したという逸話が残っています。
「学生のキス」はおみやげにぴったりです。
また、ドイツ最古の大学であるハイデルベルク大学があります。
ノーベル賞受賞者も多く輩出している有名な大学です。
学生牢もあることも有名で、今では見学することができるようになっています。
今でいうとちょっと度が過ぎて荒れていた学生が牢屋に入れられていたようです。
牢屋は200年間使用されていました。
この学生牢には牢に入った学生による落書きがたくさんあるそうです。
入牢した学生が自分の名前や影絵が描かれています。
200年の歴史を感じますね。
ハイデルベルク城
ハイデルベルク城は創設の詳細は分かっていませんが、13世紀の書籍に記録が残っているそうです。
プファルツ選帝侯の住居として使用されており、17世紀までの間に何度も増築が繰り返されていた。
17世紀にはいると2つの戦争に巻き込まれてしまい、今では廃墟となっています。
2つの戦争とは30年戦争と呼ばれる宗教戦争とプファルツ継承戦争です。
戦争の後にお城の再建の話もありましたが、工事中に落雷にあってしまい中止となりました。
ただ、保存する方針になったため、今でも城址として残っており、観光することも可能です。
ハイデルベルク城址
ハイデルベルク城址へはケーブルカーや徒歩でアクセスできます。
徒歩で行くとなると坂道を15分程度歩くことになりますが、景色も楽しめるのでおすすめです。
途中に庭園に向かう道と城址に向かう道があります。
案内もあるので迷う心配もありません。
お城の中に入るのにはチケットが必要です。
なお、営業時間も決まっているので事前に調べておきましょう。
入場料:€7(ガイドは別途€5)
営業時間:8:00~18:00
入場料の€7には往復のケーブルカー代も含まれています。
ちなみに無料エリアでも廃墟感を味わうことができます。
また、旧市街地を見渡すことができますよ。
その橋のふもとに金貨を持つ猿がいるのですが、この金貨に触るとお金に困らないと言われています。
気になる方はぜひ試してみてくださいね。
ローテンブルク(Rotenburg)
ローテンブルクは城壁に囲まれた街です。
木組みのお家がたくさん立ち並んでおり、絵本に出てきそうな可愛らしい街並みが広がっています。
ここにもマルクト広場があるのですが、この広場を中心にお店や博物館、教会などがあります。
プレーンライン
中でもプレーンラインというエリアは可愛らしい木組みのお家が並んでおり、パンフレットなどでもたびたび使用されています。
この記事の一番初めの写真もプレーンエリアで実際に撮影した写真です。
フォトスポットにおすすめです。
マルクト広場
マルクト広場の西側にある大きな建物は市庁舎です。
左端に高さ60mの鐘楼があります。
階段が200段以上あるのですが、そこを登ると街を見渡すことができます。
市庁舎の右側にある白い建物が市議宴会館です。
市議宴会館の時計の長針が12を指すと時計の両側の窓が開き、中でワインを飲んでいる人形を見ることができます。
(ちょっと地味です。)
マルクト広場を起点にお散歩してみると街並みを楽しめます。
ちなみに夜のローテンブルクもきれいです。
シュネーバルというお菓子があります。
「雪の玉」という意味があり、このお菓子にはお砂糖がまぶしてあります。
さくさくした軽い食感です。
チョコレートがかかっているものなどもあり、そちらも人気です。
大きくて少し食べにくいのが欠点ですが、見つけたらぜひお試しください。
ネルトリンゲン(Nördlingen)
ネルトリンゲンは円形の街として有名です。
1500万年前に隕石が落ちたことにより、このような形になったと言われています。
進撃の巨人のモデルになった場所としても有名です。
ネルトリンゲンが円い形をしていることからそれをかたつむりに見立てたオブジェもありました。
街の中は、ローテンブルクよりも観光地というよりかは、地元の人の生活感が溢れる街並みです。
地元の人が使うようなスーパーもあるのでばらまきみやげのお菓子なども買えたりします。
また、ローテンブルクと同様、城壁に囲まれた街で城壁の上を歩くこともできます。
赤い屋根のお家が並んでいてとてもきれいです。
ノイシュバンシュタイン城(Schloß Neuschwanstein)
シンデレラ城のモデルの1つとも言われているノイシュヴァンシュタイン城。
冬に行くと雪が降っていて寒いので厚手の上着が必須ですが、きれいな雪景色です。
夏もみどりに囲まれていて綺麗な景色が広がります。
ガイドツアー
ノイシュバンシュタイン城は中に入ることができます。
所要時間は約30分です。
チケットは事前にネットで購入するか、麓のチケットセンターで購入するかのどちらかです。
ただし、ネットで買うと現地で買うよりも少し高くなってしまうので注意が必要です。
入場料
【現地購入】€15
【オンライン購入】€17.5
営業時間
【冬季】10:00~16:00
【夏季】9:00~18:00
(直近では2021/10/16~3/31が冬季、2122/4/1~10/15が夏季です。)
ただし、2021/12/24、25、31、2022/1/1は休業日です。
音声ガイドの言語
日本語、英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、韓国語、中国語など多数
これらの情報はノイシュバンシュタイン城のHPで確認可能ですが、日本語での表記はありません。
英語であれば選択できます。
ノイシュバンシュタイン城の歴史
ノイシュバンシュタイン城はルートヴィヒ2世というバイエルン王国の王様によっておよそ150年前に建設が開始されました。
しかし、実は建設が中止された未完成のお城です。
ルートヴィヒ2世は楽劇王とも言われた作曲家のワーグナーの歌劇の虜になってしまい、ワーグナーに捧げるために建設されたと言われています。
お城の作りはワーグナーの歌劇に出てくるような中世を連想させるデザインですが、実際に作られたのはおよそ150年前なので、中世よりはかなり後に建設されたことになります。
建設が進み、人が住める状態になってからはルートヴィヒ2世が住んでいたそうです。
建設が中止されたのはルートヴィヒ2世が亡くなったためです。
ルートヴィヒ2世はノイシュバンシュタイン城以外にもお城の建設を計画しており、それらの建設費などのために国債を発行していたようです。
このようなお金の使い方などに危機を感じたバイエルン政府がルートヴィヒ2世を精神病と認定させたそうです。
ただ、この認定にいたる診察は不十分だったとも言われています。
その後、ノイシュバンシュタイン城からベルク城に送られて、その次の日に湖で謎の死を遂げていたそうです。
ルートヴィヒ2世がノイシュバンシュタイン城に住んでいたのは170日程度だったと言われています。
ルートヴィヒ2世は「自分が死んだらノイシュバンシュタイン城を破壊してほしい」と生前言っていました。
選ばれた人が入れる場所としたかったのでしょう。
しかしながら、今では年間100万人以上もの人が訪れる場所となってしまいました。
良いのか悪いのか分かりませんが、ドイツの大人気スポットですね。
そんな歴史も感じながらぜひお楽しみください。
おみやげ3選
Ritter SPORT
日本でもたまに見かけるRitter SPORTの原産国はドイツです。
おいしくてサイズも小さいのでばらまきみやげにぴったりです。
味の種類も多く、やはり日本では見たことないようなものもあるので要チェックです。
価格:486円 |
NIVEA
日本でも有名なニベアですが、実はドイツ発祥です。
ニベアの青缶を使っている方も多いかと思いますが、ドイツで売っている青缶にはイラストが入っているものもあります。
季節によっても柄が変わるので思い出の一品としておすすめです。
ヴァイツェンビール
ヴァイツェンビールは白ビールとも呼ばれているドイツのビールです。
苦味が少なく、軽い飲み口なのでビールが苦手な方でも飲みやすくなっています。
もちろんスーパーで買えますし、日本よりも安いです。
ビールの種類も多いので滞在中に飲み比べて気に入ったものを買って帰るのが良いでしょう。
ちなみに飛行機への酒類の持ち込みは1本760ミリリットルの物を3本までであれば免税されます。
おみやげを買うなら
スーパーに行ったらお菓子やビール、そしてニベアも買えます。
ばらまきみやげを買うならスーパーで充分です。
おわりに
ドイツの観光地とおみやげのご紹介でした。
はじめていくのであれば、ツアーがおすすめです。
有名な観光地は公共機関ではアクセスが難しいところが多いためです。
ツアーを使ってバスで巡ると移動は長くなりますが、迷う心配などもないので観光しやすいです。
添乗員付きだと現地の歴史や情報を聞くこともできますし、すりやぼったくりに合わないための注意事項も教えてもらえます。
慣れてきたり、自分の行きたいところが数か所で明確な場合は個人で行っても良いでしょう。
楽しい旅行を…!
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