金融引き締め・金融緩和とは?

f:id:saisaioyasumi:20230205042558p:image

YouTubeやTVで投資の話を耳にするようになり、つみたてNISAの次は個別株かな…米国株にも興味があるな…と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このページでは投資初心者が知っておきたい、金融引き締めと金融緩和についてご説明します。

 

 

政策金利

政策金利とは各国の中央銀行(日本では日銀)がその時々の経済状況に合わせて金利を変更することです。景気や物価の安定などを目的としています。金利を変更することにより、預貯金や貸出時などのお金にかかる利息に影響がでます。金利を変えることで市場に出回るお金の量を制御することができます。

物価が上昇しているときは金利を引き上げ、物価が下落しているときは金利を引き下げるのが一般的です。金利を引き上げることを金融引き締め、金利を引き下げることを金融緩和といいます。

 

金融引き締め

金融引き締めは金利を上げることで、利上げともいいます。金融引き締めとはどういうことでしょうか。お金を銀行にあずけるときと銀行から借りるときとで分けて考えてみましょう。

例えば、金利をあげるということは銀行にお金をあずけたときにつく利息が増えます
消費者の気持ちになると
「銀行にあずけるとお金が増えるから今は銀行に預けておこう」
というような感じですね。

逆に、銀行からお金を借りるときの利息もやはり増えます。
企業の気持ちになると
「いま借金すると利息が高くなるから設備投資は控えよう」
というような感じですね。

つまり、金融引き締めをするとお金の動きを抑える効果があるのです。

景気が良くなり、インフレ懸念(物価の上昇)が強まったときにそれを抑制するために金融引き締めすることがあります。

 

金融緩和

金融緩和は金利を下げることであり、利下げともいいます。それでは金融緩和するとどうなるでしょうか。利下げは基本的に利上げとは逆の動きをします。

金融緩和をすると、銀行にお金を預けたときにつく利息が減ります
消費者の気持ちになると
「銀行にあずけてもお金は増えないし使っちゃおうかな」
というような感じですね。

銀行からお金を借りてもやはり利息は低めになります。
企業の気持ちになると
「いま借金すると利息が安くなるから設備投資しよう」
というような感じですね。

つまり、お金の流動を促進するのです。
景気が悪くなった際に利下げされることが多く、コロナが流行した2020年~しばらく実施されました。また、予期せぬ利下げは株式市場が活発化することもあります。

 

 

株価の動き

日本銀行や米国のFRB政策金利を発表します。その発表によっては株価が動くこともあります。

例えば、予期せぬ金融引き締めにより株価が下がることがあります。先ほども述べた通り、金融引き締めにはお金の動きを抑制する効果があります。株を買うなど市場にお金を置いておくのではなく「銀行にあずけてしまおうかな」という気持ちが強くなるイメージです。市場にお金が少なるとお金の動きは小さくなり、株を買う人も少なくなります。株価は買う人が多いほど上がるので、金融引き締めをすると下がってしまうのです。

それに対し、金融緩和をするとお金の動きが活発化するので株価も上がる傾向があります。金融緩和をすると市場にお金が出回るので株を買う人も増え、株価が上がっていくのです。

ただし、金融引き締め・金融緩和をするとかならずこのような株価の値動きをするわけではありません。予想通りの金融政策の発表であれば大きくは株価が動かないこともあるので、あくまで参考程度にしましょう。

まとめ

投資をするなら知っておきたい、金融引き締めと金融緩和についてまとめました。

金融引き締め→お金の動きを抑える効果
金融緩和→お金の流動を促進

みなさんもチェックしてみましょう。

関連記事

 

↓↓TwitterInstagramもやっています!

Twitter→→@moka_room___

Instagram@moka_travelgram

 

↓↓応援して頂けるとうれしいです!

育てたお金で旅行する mokaブログ - にほんブログ村

にほんブログ村 旅行ブログへ にほんブログ村 投資ブログ 資産運用へ にほんブログ村 株ブログ 米国株へ